結果報告(三日ラマーゾフ)

こんばんは。
リクエスト(4.21)の3番「ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟』を、3日間部屋にこもって一気に読み通してほしい」の結果報告です。
5月3〜5日にGWの誘惑をふりきってやりました。

1、準備
3日間部屋にこもるということで、食料の買出し(決して買い占めではない)にいきました。今回は他にアップするほどの写真もないので、無駄に食料の写真を載せます。

内訳は、主食系がバゲット一本、菓子パン3つ(おなじみ?little by littleで購入)、パスタ、バナナ、はるさめ2カップ、ラーメン2袋。汁物としてコンポタ2袋。生野菜4袋。パンにつけるクリームチーズと一緒に食べるハム。飲み物はコーラ、爽健美茶午後ティー、コーヒーです。あとは水を飲む。ロシアってことでウォッカを飲もうかとも思ってたけど、絶対そっちに夢中になる(主にハム・チーズをつまみに)おそれがあったのでやめました。5日は端午の節句なので、柏餅も購入。それから、友達からの差し入れでゆで卵(箱根の黒卵)とチョコがありました。ありがとう。
と、長々書いたけど、この情報は誰得なんだろうか 笑。まぁ自分もやってみようて人は参考にしてください。充分たりました。
部屋は、自分の部屋だと誘惑が多いので、新入寮生でまだ部屋に荷物の少ない(誘惑のない)後輩の部屋を借りました。本人は帰省中だったので。


2、3日間読むということについて
・読書に浸れました。大学生になってから、本を読むといえば、何か実生活に役に立つ情報を得ようとか知識を手に入れようとか、そういう読み方ばかりをしてきました。でも今回三日ラマーゾフで読書そのものの楽しさ、じっくり本を読み、考えることの喜びを思い出すことができたというのが最大の収穫。

・なんかやたらセンチメンタルになりました。もはやトイレに行ったとき少し開いた窓から入り込む風の冷たさにすら涙を流しそうでした。

意味なくものを食べたくなりました。口寂しいのです。

本当に集中力が切れる瞬間というのがありました。もう何度読み返しても内容が頭に入ってきません、無理して読みつづけると今度は文字を認識すること自体ができなくなります。そして身体の至る所がムズムズしてきます。こんなときは無理せず休憩しましょう。

・GWを満喫する他の寮生による外の喧騒がうらやましく感じるときがありました。まぁ、読書という崇高な行為をしている僕の方が本当の意味でリアルが充実しているといえるでしょうから、無視しました。

柏餅はおいしくありませんでした。そりゃ、スーパーのやつだし、買ってから3日後に食べりゃあしかたない。

ってな感じです。
まぁ3日でなくとも、休日の1日くらいすべてを忘れて思いっきり本を読むなんて過ごし方も悪くないと思います。確かに、上手く説明できませんが世界の見え方が変わります。30分でもとに戻りましたが。


3、『カラマーゾフの兄弟』について
新潮文庫原卓也訳を読みました。読みやすかったです。
なんかすごい重くて読むの自体が辛いというイメージがありましたが、予想に反して僕みたいな非文学青年にも普通に楽しめました。
随所で見られる兄弟の対話もおもしろいし、最後のほうに裁判で弁護士と検察官の対決のシーンがありますが、ページを繰る手がとまらないという表現がぴったりな程熱中しました。そこだけで一つの小説の主題になるような強烈なシーンがいくつもあるのは、本当にすごい。
反面、やはり「大審問官」のところなどはそう早くは読み進めないし、全体を通しておそらく今も理解しきれていない部分が多くあると思います。こういうところは繰り返し読み思索を深め、毎回の感じ方の違いを楽しむような読み方が合ってる気がします。

それから、出てくる女性たちの個性がハンパない。彼女らの話を聞いていると、身の回りの恋愛がなんかバカみたいに見えてきました 笑。

初読の今回、小説中に多くのテーマがある中で、自分の心に一番今残っているのは「父親」という存在についてでした。簡単にいえば、どこの章の誰の発言か忘れましたが、今の自分がとても救われる部分がありました。が、ちゃんと書くとなんかまじめっぽくなりすぎるので、やめます!笑



以上、結果報告でした。今回のはみなさんにもおすすめできる経験でした、とさ。←これがまとめ

他のリクエストもゆっくり進行中ですよ〜。

新しいリクエストも待ってますよ〜。

では。